シャープ赤字、2千億超金融支援 復活か倒産か

現在は営業利益過去最高更新の日立も2009年には7800億赤字だった 「シャープ」のことし3月期のグループ全体の決算は、主力の液晶事業の採算悪化などで、最終的な損益が2223億円の赤字となりました。さらに、シャープ単体のことし3月期の決算は、会社設立以来初めて負債額が資産額を上回る債務超過に陥りました。 シャープ 2223億円の最終赤字で再建策 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150514/k10010079511000.html

シャープ株式会社は、大阪府大阪市阿倍野区長池町に本社を構える電機メーカー 総合家電メーカーです。旧社名は早川電機工業。大手電機8社の一角(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、日本電気、富士通)。

液晶ディスプレイ 液晶の応用技術を軸とした製品を持つ企業としてその名を知られています。商標は。中華人民共和国 中国では「」(「」 は音訳)と表記されています。

経営信条は「誠意と創意」。

1912年、早川徳次 (シャープ) 早川徳次が東京で創業。徳尾錠というベルトのバックルの発明が始まり。

1915年、金属製繰出鉛筆(シャープペンシル 早川式繰出鉛筆)を発明。販売開始後、商品名をエバー・レディ・シャープ・ペンシルに変えた。アメリカで爆発的にヒット。現在の社名はこれに由来する。

だが1923年に関東大震災によりシャープペンシル工場を焼失。早川は家族もすべて失い、大阪へ移り再起を図った。

1925年に鉱石ラジオをシャープの名前で発売。戦前の主力商品となる。

戦後、総合家電ではパナソニック 松下電器産業やソニーが台頭し、営業・販売力においてこの2社に圧倒的な差を付けられていた上、シャープ製のテレビ(ブラウン管はアメリカ合衆国 アメリカ等海外製)が突然発火して大火事になった事件などもあり、低迷の時代が続く。

1962年、日本の家庭用電気機械器具 家電企業で初めて電子レンジを発売(当初は業務用)、

1966年には世界初のターンテーブル方式の電子レンジを開発する。

また1963年には太陽電池の量産を開始、太陽電池は現在でもシェアは世界2位です。なお、一般の電池(乾電池、二次電池など)は生産していない。

さらに1964年にはオールトランジスタダイオードによる電子式卓上計算機(世界初)を開発。

その後のカシオ計算機 カシオなどとの電卓#価格破壊の進行 - 1970年代前半 電卓戦争の中で、表示部品としての液晶技術の開発を始め、

1973年液晶を表示装置に使ったCMOS化電卓(世界初)を開発。この経験が「液晶のシャープ」と呼ばれる現在につながっています。

他にシャープが得意とする製品としてはファクシミリ、パソコン並みにモデルチェンジをする電子辞書、電子レンジ、近年ではコピーなどの複合機、カシオ計算機 カシオと競い合う電卓、更に液晶テレビAQUOS、そこから発展したAQUOS携帯電話などユニークな製品がラインナップされています。

さらに、2009年からはLED電球の発売により家庭用照明事業にも参入しています。

なお、液晶事業への投資増もあり、半導体事業はCCDなどのイメージセンサーや画像処理LSI、液晶駆動用LSIなどに集約されています。

独創的な商品開発で知られ、業界初や世界初の商品を数多く送り出しています。

現社名は1970年1月1日に制定した。なお、早川電機時代のシンボルマーク(楕円形にSharp)は現在でも正式な社章となっています。

いたずらに規模のみを追わずソニーの井深大は、1946年1月「東京通信工業株式会社設立趣意書」という経営方針を作った。その1番目が『一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず』です。有名な『自由闊達にして愉快なる理想工場の建設』は経営方針の前の「会社設立の目的」の1番目です。、誠意と独自の技術をもって広く世界の文化と福祉の向上に貢献する。

会社に働く人々の能力開発と生活福祉の向上に努め、会社の発展と一人一人の幸せとの一致をはかる。

株主、取引先をはじめ、全ての協力者との相互繁栄を期す。

二意専心

誠意と創意

この二意に溢れる仕事こそ、人々に心からの満足と喜びをもたらし真に社会への貢献となる。

誠意は人の道なり、すべての仕事にまごころを

和は力なり、共に信じて結束を

礼儀は美なり、互いに感謝と尊敬を

創意は進歩なり、常に工夫と改善を

勇気は生き甲斐の源なり、進んで取り組め困難に

創業者 早川徳次 (シャープ) 早川徳次(男子がいなかった。)

2代目社長(1970-1986)佐伯旭(中興の祖。戦争孤児で早川に育てられる。)

3代目社長(1986-1998)辻晴雄(弟が佐伯の娘婿)

4代目社長(1998-2007)町田勝彦(佐伯の娘婿)(1992-1998年代表取締役専務取締役、2007-2012年代表取締役会長)

5代目社長(2007-2012)片山幹雄(49-54歳)(父と佐伯の間に親交があったことをきっかけに入社。1998年40歳で液晶事業部長に就任し、液晶事業を立て直す。退任後は代表権のない会長)

6代目社長(2012.4-2013.6)奥田隆司

7代目社長(2013.6-)高橋興三

1912年(大正元年)9月15日 - 東京都本所 (墨田区) 墨田区本所において、創業者の早川徳次が当時の「早川電機工業」を設立。

1924年(大正13年)9月 - 1923年 前年(大正12年)にあった関東大震災で家族を亡くして、工場が全焼した影響から、大阪府大阪市阿倍野区長池町(当時の大阪府東成郡田辺町大字猿山)の現本社に移転、「早川金属工業研究所」を設立。

1925年(大正14年)国産第1号鉱石ラジオを発売。

1935年(昭和10年)5月1日 - 株式会社化。

1952年(昭和27年) - 国産第1号テレビを発売。

1962年(昭和37年) - 国内初の量産電子レンジを発売。

1964年(昭和39年) - オールトランジスタ電卓「コンペット」を発売。

1966年(昭和41年) - 国産初のターンテーブル式家庭用電子レンジ「R-600」を発売。

1970年(昭和45年)1月1日 - 現在の社名に制定。 

1979年(昭和54年) - 業界初の日本語ワードプロセッサ「書院」(WD-3000)を発売。

1995年(平成7年) - 業界初のパーソナル液晶テレビ「ウインドウ」を発売。

2001年(平成13年)液晶テレビ「AQUOS」第1号機(LC-20C1/15C1/13C1)を発売。

現在まで、シャープは「先進的な部品を開発しその部品を元に特徴的な商品を生み出す」流れと、「商品に使われることによって部品の目標が明確になり性能が向上する」という流れの循環で成長して来ていて、シャープではこれを「スパイラル戦略」と呼んでいる。近年では、スパイラル戦略に加え、他社にない部品や商品を作り出す「オンリーワン戦略」を掲げている(両開き式の冷蔵庫やプラズマクラスター等が挙げられる)。

組織の特徴としては、「緊急開発プロジェクト制度(緊プロ)」という1977年に作られた制度があります。この制度では社長直轄で複数の部署から人材が集まり、技術や開発に当たるチームが結成されています。この制度によって部門にとらわれない自由な発想の商品を生み出す事ができると言われています。

企業スローガンは、コピーライターの前田知巳が書いた「目指してる、未来がちがう。」(2010年1月 - ) シャープ株式会社 ニュースリリース。1990年 - 2009年までは、同じくコピーライターの仲畑貴志が書いた「目の付けどころが、シャープでしょ。」を使用していた。1998年からの一時期は「シャープになろう!」や「液晶でトキメキのある生活」に変更していたが、「液晶のシャープ」の印象が定着し、キャッチコピーとしての役割を十分に果たした事から、2002年になって知名度・好感度共に高かった以前のキャッチコピー「目の付けどころが、シャープでしょ。」を復活させた。キャッチコピーは他にも「確かに、シャープだ」、「元気な携帯電話!」、「はじまりはいつも、シャープから」など多彩で製品により使い分けられているが、最近は省エネをアピールする製品が多いため「エコロジークラスでいきましょう。シャープ」がよく用いられる。また過去のスローガンには「New Life Now」(業務用製品では「New Business Now」)「New Life SHARP」が存在した。

2000年から2006年まで、太陽電池・太陽光発電のモジュール生産量は世界一であった。また、国内では唯一の宇宙開発事業団認定企業だった。現在では、環境先進企業を目指して太陽電池事業を強化している他、工場でも排水を100%再利用するなどの取り組みを行っています。

名阪国道および伊勢自動車道沿いに天理研究所と多気工場があり、亀山工場と併せて、液晶関連の主要拠点をなしています。近年では液晶テレビ専門工場であるシャープ亀山工場の所在地三重県亀山市に因んで「亀山産」の表記をしたところ安心感が買われ、爆発的に販売数を伸ばすなど地域名を活かした販売戦略でも名を馳せている(AQUOSのテレビCMでも「世界の亀山モデル」を表記したり、『ジャパネットたかたテレビショッピング』では「亀山テレビ」と謳ったりしたこともある)。同工場の誘致にあたり、三重県90億円・亀山市45億円を15年分割で補助することになり、地方自治体による工場誘致政策に大きな影響を与えた(参考:クリスタルバレー構想)。2008年に入り液晶需要が減少すると、液晶生産を行う天理工場と多気工場の閉鎖と、それに伴う非正規雇用 非正規従業員380名の削減を表明。12月12日の記者会見で、副社長井淵良明は「現在の市況の環境は厳しく、工場の再編に着手するには絶好のチャンスシャープのプレスリリースでは「最適なタイミング」に表記を改めています。だ」と説明した。

しかし、2009年10月には、堺市に世界最大規模で第10世代マザーガラスに対応する液晶パネル工場を含む「グリーンフロント堺」を稼動させ、世界的に回復拡大する液晶関連需要に対応しています。「グリーンフロント堺」には、旭硝子、大日本印刷やコーニング (企業) コーニングなど液晶パネル関連部品を供給する企業19社も進出し、業種、業態を超えた「21世紀型コンビナート」を形成。高効率と省エネ、太陽光発電などによる「世界最先端環境工場」を謳っています。また、2010年3月には、同じ敷地内に薄膜シリコン太陽電池工場も稼動させ、急拡大が見込まれる世界的な太陽電池の需要拡大への対応を図っています。

パーソナルコンピュータ パソコン黎明期においてMZ (コンピュータ) MZ-80KやX1 (コンピュータ) X1などを生産し、日本のパソコン業界大手の一社であった他、それらの一部は海外でも商品展開された。日本での参入はしなかったものの、8ビット機時代の共通規格であるMSX機もブラジルの現地法人「シャープ・ド・ブラジル」で製造、販売していたこともありました。その後、Windowsが台頭する時代になるにつれ、NECなど黎明期からの大手PCメーカーの他、大手家電メーカーや台湾メーカーなどがシェアを伸ばし、それに伴い、徐々に苦戦を強いられ、シェアは小さくなっていった。液晶の技術を活かしてノートパソコンの生産なども行っていた。インターネットAQUOSなどの個性的な商品を出すも総じてスペックの割に高価格で人気が出ず、デスクトップやノートパソコン等一般的なパソコンは生産を終了、ウルトラモバイルのみにラインナップは縮小されていったが、2010年10月21日、それらを含む同社のパソコン生産が終了したことが判明した。

ファミコンの商標は家電製品部門で第1681105号で登録されています。(ゲーム機としては第1832596号で任天堂が保有)この縁でファミコン関連製品がシャープから発売された。

一方、三洋電機同様、博覧会への出展には消極的で、国際博覧会に出展したのは1990年の国際花と緑の博覧会(花の万博、本社所在地の大阪市で開催)が唯一です。地方博を含めても1987年に本社がある阿倍野区に隣接する天王寺区で開催された天王寺博覧会のケースがあるのみです。大阪府吹田市で1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)にも出展していない(シャープが属するUFJグループ 三和グループは日本万国博覧会に出展したが、シャープはその共同出展企業に名を連ねていない)。これは奈良県天理市の総合開発センター立ち上げを優先させたもので、「千里より天理」というフレーズで語られています。また、地球環境問題が主なテーマとなった2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛・地球博)への出展もなかった。太陽発電モジュールが設置された可能性はあるが発表されていない。

MM総研の発表では、2005年度(2005年4月 - 2006年3月)の国内携帯電話出荷台数シェアで、16.3%を確保して首位に立った。NTTドコモとソフトバンクモバイル ソフトバンクモバイル(2005年度当時はボーダフォン)のみの供給であったにも関わらず、首位に立った事は、現在の主流であるカメラ付き携帯電話のパイオニアであるからであろう。また、近年では同社の日本一のテレビブランド「AQUOS」の技術を採用した「ASV液晶 モバイルASV液晶」というものを携帯電話のディスプレイに採用し、これも1つの人気となっています。勢いで2005年にはウィルコムにスマートフォンW-ZERO3で参入し、爆発的ヒットとなりました。さらに翌2006年9月にはKDDI、および沖縄セルラー電話(各Au (携帯電話) auブランド)にもW41SHで参入した。また、サイクロイドスタイルというスタイルで人気となったワンセグモデル「AQUOSケータイ」が人気で2008年現在でソフトバンクモバイル向けに5機種、NTTドコモ向けに2機種、KDDI/沖縄セルラー電話向けに2機種、計9機種を納入しています。2007年3月からは携帯電話市場に新規参入したイー・モバイル(現・ワイモバイル)向けにもEM・ONEという携帯情報端末 PDA機能付端末の納入を開始した。これで現存する携帯電話・PHSの5社すべてに端末を納入しているのは同社のみとなりました。2009年夏からはCCDカメラ1000万画素を搭載した高画質カメラ「AQUOS SHOT」を発表。同社が開発した高機能処理エンジンProPixカメラ技術と同社の液晶技術を取り入れた携帯電話として人気が高い。

さらに、2011年5月からは同社製スマートフォンのブランド名を「AQUOS PHONE」に揃え、NTTドコモ向け・au向け・ソフトバンクモバイル向けに各2機種ずつ、中国市場へも専用モデルを2機種導入する。

他の家電メーカーが相次いで石油ファンヒーター事業から撤退する中、唯一家電メーカーで石油ファンヒーター(除菌イオン付)の販売を継続していたが、2007年度春に撤退予定を発表した。同年3月に生産を完了し、撤退しています。

テレビでは、音声毎に色分けを行い、モノラル放送・外部入力は緑、ステレオ放送は黄色、音声多重放送 二重音声は赤でチャンネル表示がされている(従来からあるアナログ専用のテレビ、アクオスではアナログ放送受信時の場合)。三洋電機のZ1などの80年代に発売されたブラウン管カラーテレビも全く同様の色分けであった。

ビデオデッキでは、VHS初の前面でカセットを出し入れ出来るフロントローディングや3倍モード時の画質劣化を抑える19ミクロンヘッド(1989年に初搭載した頃には通常モードにも切り替え可能)をいち早く搭載し家電メーカーで唯一コンポーネント端子やD端子 D1端子を搭載したS-VHSデッキを販売していた。

シャープはどこで間違えたのか、栄光と挫折の10年――好調時の振る舞いがアダに 週刊東洋経済12/09/03]『シャープ非常事態 切迫する資金繰りと金融支援の行方』週刊ダイヤモンド 2012年9月1日号週刊東洋経済2012年8月25日特大号ブルームバーグ2012/09/10 1219 JSTロイター2012年 9月 11日 2003 JST WEDGE infinity 2012年9月14日 山本隆三 Business Journal2012.09.19 ロイター 2012年8月24日 JSTJ-CAST2012/10/ 6 1200「(迫真)危機の電子立国 シャープ混迷」日本経済新聞連載2012年11月20日~

シャープの危機は、発展そのものに埋め込まれ「オンリーワン」「基礎材料メーカー」をめざした中で、液晶の市場規模が小さいときにトップシェアとなり、松下(パナソニック)陣営のプラズマディスプレイとの戦いに勝ち、売り上げを数十倍に伸ばし小さな町工場を世界企業に育てた中でおごりが生まれ、社内で「液晶」についての批判的言辞はタブーとなりました。液晶に賭けた「一本足経営」と、実質的無借金経営から借金漬けの経営になったため、経営陣の内紛、戦略の失敗、経済危機などがそのまま経営危機に直結した。中興の祖の佐伯旭一族が実権を握り続けた(1959-2012年の53年間)。技術重視の姿勢が貫かれ、力を生み出すと同時に営業を軽視することにつながったと言われるいろいろな点でパナソニック、ソニー、三洋の経営危機と共通点があります。また、液晶テレビや太陽光発電など膨大な投資を必要とするものは減価償却後の利益で次の投資をするのが基本だが、シャープは新しいものを作った後が続いていないという経営の失敗が原因とする見方もある『率直に言って、シャープの将来性は厳しい』「財部誠一の現代日本私観」【第16回】ダイヤモンドオンライン 2012年9月26日 。

2009年4月8日、片山幹雄社長は経営戦略説明会で、エンジニアリング事業というスパイラル戦略を説明した。「全部自分のお金で、工場を全部日本につくって、海外に液晶パネルや太陽電池をばら撒く方式が現在の状態を引き起こしたというのが、反省事項です」と述べています。そのため技術指導付きで工場を売却するという内外企業との協業を考えていた。1,000億円で停止中の亀山第1工場を売却するという報道もありました。加護野忠男神戸大学教授は、100年に一度といわれる世界同時不況のさなか、100年に一度の対応をしていると評価していたPRESIDENT ONLINE2010年02月10日。

シャープの危機は2006年8月、月産3万枚(1枚で40型8枚分)の第8世代大型液晶を製造する亀山第2工場(2012年8月現在稼働率30%)の建設から始まると見る人が多い。

藤森裕司(ゴールドマン・サックス証券アナリスト)は、2010年に「亀山第二工場を作ったため、自社でさばける量以上の生産能力を持ってしまった」と言っているPRESIDENT ONLINE2010年02月10日。

よく指摘されるように、シャープは世界市場を見て海外生産に踏み切るべきタイミングを見誤り、国内生産にこだわったことも一因である技術流出を恐れた。全工場で一般見学をさせていない。シャープ退職者の外国流出も続いた。が、その他に様々な複合的な要因が重なり、液晶への「選択と集中」は破綻。一気に危機を表面化させた。

液晶や太陽電池の設備企業は、シャープ以外の企業にも設備を外販しています。液晶も太陽電池も、同一の生産設備を使うかぎり品質の差が小さい。その場合コストが圧倒的に安い開発途上国の製品が市場を押さえることになる。太陽電池に例をとれば、ドイツのQセルズは2008年に世界1位となりシャープと争っていたが、市場の需要は生産能力の半分といわれて2011年の1年で価格は半分になっているため、2012年4月に倒産し、8月に韓国企業に買収された。

08年3月期に過去最高の1,020億円の純利益(連結売上高は3兆4,177億円)を記録した経験が後まで響いた。その後液晶パネルの価格は急落し、2008年9月にはリーマンショックが起こり、2009年3月期決算では、液晶テレビおよび液晶パネル価格の大幅な下落、円の上昇2008年には1米ドル ドル110円前後、2011年11月には75円。保有するパイオニア株の大幅な下落による評価損、金融危機に伴う世界的な電機製品の大幅な需要減退、販売方式変更に伴う国内携帯電話市場の大幅な冷え込み2007年秋、総務省の指示で携帯電話の販売方法がレンタルから売り切りになった。0円携帯はなくなって消費者の初期費用が数万円となり、携帯電話販売が激減した。人気機種に需要が集中しメーカーが淘汰された。2013年3月、純利益5453億4700万円の赤字を計上した。これは、同社上場以来初の赤字決算です。

それにもかかわらず、当時から業界内外で疑問視された中国等で低コストの大量生産が始まることは分かっていた。堺工場(月産60型50万枚)第10世代の最新鋭工場です。当時社長も「現在の需要は亀山でまかなえる」と述べています。を4,200億円かけて建設し、2009年10月に生産を開始した。しかし操業率は低く、2011年3月の東日本大震災時にはほとんど稼働していなかったといわれ、2012年8月の稼働率も7-8割程度と言われる(鴻海との提携で稼働率が急上昇した後の値。2012年4-6月は30%。2011年のシャープのシェアは全世界市場の5%)。

報道による危機の原因は以下の通り(順不同)。

#堺工場は稼働しなくても年間1,000億円の赤字が出るため、無理に稼働した2011年夏から秋にかけて増産した。理由は稼働率低下で減損処理を迫られると経営責任となるため、それを回避するためという見方が強い。販売量より多い生産をし、それを本社が市場価格より2割程度高く買い、在庫と潜在的赤字が積み上がった。SDPの代表取締役社長はずっと佐治 寛。片山社長時代以前から町田社長の懐刀として管理担当の筆頭副社長で、片山社長と社長の座を争ったとされています。SDPに行ってからは本社取締役ではない。「特別座談会 磯山友幸(経済ジャーナリスト)中空麻奈(BNPパリバ証券投資調査本部長)長田貴仁(経営学者・ジャーナリスト)」週刊現代・経済の死角2012年10月4日「特別座談会 危篤状態に陥った名門企業■シャープに明日はあるのか」(週刊現代9月21日発売号)によれば、ある経営者はダイヤモンドの記事のこの部分に注目し、「このようなことをされては上はわからない」とある。またほとんど当時稼働していない堺工場の損失を、一流企業として異例の東日本大震災関連の特別損失として計上していた。週刊ダイヤモンド2012年9月1日号p38の3段目監査はあずさ監査法人。

#市場が高価格・大型液晶を求めていない32インチが5万円以下になり、大型液晶市場として期待されたアメリカで需要が伸びず息切れした。2012年現在アメリカの大型量販店で日本の液晶テレビの店頭展示はほとんどない。のに、目標を転換せずにそのまま赤字体質を積み上げた。クアトロン通常の三原色に黄色を加えた4色発光。三菱電機は赤を強調した4色。(通称「チーズバーガー」)が市場で受け入れられなかったことにもかかわらず生産を続け、工場に在庫が積み上がった。大型パネル工場では必要とされるスマートフォン用の小型液晶をうまく生産できなかった。

#堺工場で不具合があると、自分たちで確認せずにサプライヤー全部を集めて確認させる昔は「液晶ビューカム開発の時、シャープから設計担当者が乗りこんできて、思い通りの部品が思い通りの値段でできるまで会社に居座っていた。」というなど、サプライヤーに不満がたまった。他にも「シャープとは二度と取引したくない」、「性質の悪い企業」(マスコミ)などという声がある(ゆかしメディア2012年9月4日)。

#ソニーに対して受注量を納められなかったことが複数回あった。東芝にも納入遅延を起こした。そのとき悪びれもしなかったといいます。ソニーは出資比率に応じて堺工場の液晶を買う予定だったが、片山社長のソニー役員に対する横柄な態度もあり、提携を解消しサムスンと組んだ2009年7月に100億円で7%を。2011年4月までに34%出資予定だった。その後ソニーはサムスンとの合弁を2012年1月に解消し、安い中国製パネルに切り替えています。 SankeiBiz 2012.3.29。アップル向けの納入遅延を2012年3月と9月(2ヶ月遅延)に起こしています。以上などの理由により外販が伸びず、設備は余剰となった(2012年8月現在外販比率1割)遅くとも堺工場稼働時に液晶テレビメーカーではなく液晶パネルメーカーに転換すべきであったという意見があります。テレビのコモディティー化は自明で、利益が生まれないことはわかっていた。しかし堺工場の稼働により、利益贈、売り上げ贈、世間からの好評、社内力学などが作用し引き返せなかった。

#アクオスフォン用の米クアルコム製の中核半導体チップを入手できずに、自分たちの生産目標も達成できなかった(サムスンは入手し、Galaxy S IIIに使い大成功を収めた)クアルコムは工場を持たないファブレスメーカーで、台湾TSMCに委託生産をしています。MSM8960は28LPという省電力28nmの最新テクノロジーのSoCで、初期の歩留まりは30%だったと言われる。他社への委託も考えたが、TSMC以上の歩留まりが出なかったといいます。「スマホ、日本勢に迫るリスク 半導体供給不足が再燃へ 」日本経済新聞2013/6/24 。

#信用が増すにつれ、社債などの直接金融に頼るようになり、銀行との関係が希薄になった。

#2000年頃の購買部門のミスで独自の薄膜系太陽電池の工場を作ったために、工場の買い手が現れない。2011年8月頃から世界中で太陽電池メーカーが倒産・撤退・赤字化しているのに、撤退の決断ができなかった(シャープ自体も5期連続赤字。特に2011年度は売上高2,200億円に対し、赤字が220億円)。

#液晶に投資しすぎた。液晶関係で亀山工場と堺工場だけでも投資額は9,450億円です。自己資本比率は亀山以前の2001年3月期には47.1%あったが、2012年6月末は18.7%。販売の7割を液晶に頼る「一本足経営」となり、液晶市場の不振が屋台骨を揺るがすことになったもっとも2008年からの総投資額1.25兆円に対し営業キャッシュフローは0.906兆円であり数字上は一応バランスがとれています。それ以前にはほぼ無借金経営を続けていた。

#片山社長時代に液晶部門担当者を主要部署に配置した。このため液晶部門が手薄になった CNETJapan2012年8月28日。

#「エコポイントなどでテレビが売れたため市場が回復したと判断を誤った。」2012年8月27日に奥田隆司社長が労働組合を訪問した時に言った言葉である「シャープ、逆境下の創業100年 命運握る部品事業 」2012年9月15日付 日本経済新聞 朝刊。

#2012年第1四半期(2012年4-6月)の売上原価率は99%で、年間販売管理費4,000億円がそのまま赤字になっています。2012年3月期まではだいたいバランスがとれていた。

#韓国は戦略的ウォン安を仕掛けたといいます。また韓国の電力コストが日本の3分の1と安い(国営電力公社は年間4兆ウォンの赤字 JBPress2012.09.06 玉置 直司)。中国、台湾なども低コストで品質の高い(ガラパゴス化していない)機種を大量生産しています。シャープの国内生産では全くコスト的に太刀打ちできなかった。

#新企画が出てきた。(1)目覚ましベル付きテレビ(AQUOS H7 40V)CNETJapan2012/07/10 1902、(2)コピー機上部に外付けするプラズマクラスター発生器(一式約10万円)同程度で高イオン濃度(3.5倍、コピー機用7,000に対し、25,000)の新型機IG-B200は2012年9月のネット通販平均価格3万円、最安値1.7万円。コピー機用は重さ3kg以上で、目の高さに取り付けられる。E-ディフェンスで行われた「長周期地震動による超高層建物の大振幅に備える実験」(2008年1月24日)では、27階相当のオフィスでの震動でコピー機が動き回り壁を破壊した。シャープのイオン発生器は約4kgあり、最上部に設置するので重心が高くなり倒れやすく、壁への影響も大きい。コピー機はシャープの数少ない黒字部門だが、取引先企業に押しつけ販売したことがあると報道されています。

#日本の税制上、巨大設備に必要な投資ができにくい(御手洗キヤノン会長)週刊ダイヤモンド2012年9月22日号p63御手洗キヤノン会長の発言。

#世界経済が危機に陥ったとき、日本全体として技術と品質の高度化DRAMを例にとると、日本は25年保証のメインフレーム(大型計算機)用のメモリーを作り世界シェアの8割をとった。しかしPCが市場を席巻しつつあるにもかかわらず、高品質メモリーを作り続けた。PCの寿命は5年程度であるにもかかわらずです。を選び国内需要を確実なものとし、世界市場の獲得につなげようとした。それが「ガラパゴス化」を生んだ。逆に中国(レノボ、ハイアールなど)・韓国(サムスン(三星)、LG、現代(ヒュンデ)など)、台湾(TSMC、鴻海などファンドリー)は徹底したコストダウンにより急激に成長する新興国市場を獲得し、その後簡潔な機能を重んじるアメリカ市場で勝った。低コスト・高品質サムスンの2009年の米特許登録数は3,592件で、日本最高のキャノン2,241件や2位日立2,146件よりも遙かに多い。鴻海は666件で三菱電機の521件より多い。発明通信社、2011/07/15更新のこれらのメーカーとの競争に敗れた日本は、生産委託、進出、提携しか選択肢はなくなった。当時の日本の集団思考(グループシンク、集団浅慮)の結果が液晶やエアコン市場などでの没落に現れた湯之上隆(日立出身・京大工学博士)が2004年にある大手電機メーカー(パナソニック、ソニー、シャープ3社のどれか)の役員クラスに「薄型テレビで利益率がサムスンと10倍以上ちがうのはなぜか」と聞いたところ、「自分にもわからない」と答えています。また彼が2007年に別の幹部にBRICsでの販売不振について聞いたところ「当社にはマーケティング部門はない」と答えたといいます。インドで販売されるサムスン製冷蔵庫には防犯用の鍵と瞬間停電用のバッテリーがつくなど市場にあわせた工夫があるのに、日本製には全くなかったから出た質問です。またサムスン電子の半導体部門(サムスン全体ではない)には230人のマーケット部門があるのと比較しての話であるJBPress 2011.12.072011年にベトナムのハノイで韓国製2社の携帯は2,000円、シャープの中級機は16,000円だった。レアメタル王中村 繁夫の「スレスレ発言録」・東洋経済ONLINE・2012年11月26日。

#米VISIO社と台湾・瑞軒科技(AmTRAN)の2社には韓国LGディスプレーが提供する損失補填資金があった。友達光電(AU)や奇美電子(Chimei)も同様な仕組みを持っていた。また大手ファンドリーが、日本から発注されたパネルを増産し中国のメーカーに横流しをする。中国メーカー製品は日本製品と同等品質で、開発費負担が無い分もうけが大きいか安く販売できる。それらの仕組みの中に日本企業は入っていなかった「米・台・韓の「密約」に負けた日本のテレビメーカー 米ビジオ、強さの研究」(3)台北科技市場研究 大槻智洋 2012/10/23 700 日本経済新聞 電子版。

#トップ経営陣の争いと迷走現代ビジネス2012年11月09日週刊現代現代ビジネス2012年10月15日gendai。事業本部長が持ち込んだ再建プランを「経営改革は外資系コンサルタントに任せる」として、奥田社長は受け取らなかったという井上久男「ニュースの深層」・現代ビジネス2012年11月3日。重要な交渉時期に、奥田社長が巨額赤字を計上した2012年11月の中間決算発表の説明に追われ、その空白期に(代表権がない)片山会長が影響力を持った。

#個々の企業の問題ではなく、日本銀行の無策による超円高が原因とする説。せめて1$=100円なら競争できた(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一 (経済学者) 高橋洋一)ZAKZAK連載:「日本」の解き方2012.08.24月間終値ベース・・1999年102~122.49、2002年1月134.56、2007年6月123.14、2008年10月98.41、2010年6月~2011年6月は90円台、2012年1月76.19円高の理由はユーロ危機などいろいろな理由が考えられる。

#両者と取引がある人が『鴻海が「売れるものが良いもの」と考えるが、シャープは「良いものが売れる」と考える。』という『(迫真)危機の電子立国 シャープ混迷(1) 追い込まれ「片山復活」』2012/11/20付 日本経済新聞 朝刊 。

#オンリーワン技術が競争上の強みになるとは限らない。アップルは新型iPadで、シャープのIGZOとサムスンのアモルファス液晶パネルを採用したが、1社からの調達は安定性と価格から見て危険であるとの観点からIGZOの解像度をわざと落としています。シャープとの提携に独自技術を守る日本の役所が出てきて、鴻海は困惑を感じるとの記載もある。「(迫真)危機の電子立国 シャープ混迷(4) iPadの秘密 」日本経済新聞2012年11月23日。

#サムスンなど海外に移籍した技術者は、シャープを含む日本メーカーは相手の要望と自分の生産を会わせる努力が不足していると感じているSankeiBiz 2013.6.17 1100。

2012年3月期決算でも大幅な赤字決算に陥る状況となり、鴻海グループとの業務提携に合意した。その結果、第三者割当増資により鴻海グループが筆頭株主となり、堺工場の液晶パネル、モジュールを同グループが最終的に50%まで引き取り、同工場を共同運営することとなりました。

中国・南京、メキシコ、マレーシアの液晶テレビ工場を鴻海に売却する予定です。

鴻海側は、2012年7月に堺工場運営会社SDP。旧シャープディスプレイプロダクト、現在は堺ディスプレイプロダクト。出資比率はシャープと鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長(会長)がそれぞれ46.4%。の代表取締役に就いただけではなく、亀山工場の分社化と経営参画を要求しているが、シャープ側は難色を示している日テレNEWS24 2012年9月7日 1343。

また鴻海側はシャープの最先端独自技術であるIGZO技術を要求し、中国四川省成都に建設中の中小型液晶パネル工場での生産を予定しています。これが提携の障害になっているとされているITmedia 2012年9月11日 10時21分。9月25日、シャープはIGZOのスマートホンとタブレット端末を発売するとともに、鴻海にIGZO技術を提供する方針だと報道された。それに伴い今年度中に亀山第2工場のIGZO生産比率を8割に上昇させるNHL2012年9月25日 5時8分。

2012年9月現在長短併せて1.5兆円の資金調達が必要だと言われている『率直に言って、シャープの将来性は厳しい』「財部誠一の現代日本私観」【第16回】ダイヤモンドオンライン 2012年9月26日 。好調時に市場から調達した資金の償還が2012年6月末で3,600億円のCP残高を持ち、3ヶ月で償還を繰り返しているので、9月から償還が始まる(主力2行が根抵当を設定した約5,000億円の融資をして乗り切る)。また2013年9月には、2,000億円の転換社債第20回無担保転換社債型新株予約権付社債。転換価格2,531円、表面利率0%、平成18年10月17日発行、2,010億6,800万円、償還期限平成25年9月30日の償還を迎える。格付けの多くが投機的等級になったため、市場から資金を調達できないので、2012年9月からの1年が正念場です。

提携・外部からの出資を交渉中といういろいろな報道があるが、主力2行からの融資を除き、どれも実現していない。また仮に実現したとしてもシャープの有利子負債1.2兆円どころか、転換社債償還のための2千億円にも満たない。

2012年上半期の連結決算では、企業存続の疑念が表明され、通期で4,500億円の赤字の見込みと報道された。(2013年3月期、-5453億4700万円)また自己資本比率が9.9%となり、有利子負債も約1.2兆円という状態が続いています。そのため希望退職を2千人応募したところ、3千人の応募があった。

経営危機が関連企業に与える影響。シャープと連結子会社13社は1次取引先2,031社の他にも6,500社の取引先を持ち、従業員数は420万人に及んでいる。すでに8月末に希望退職を募集しているところもある2012年9月24日17時37分 読売新聞。

電機関連企業の不振は続いています。三洋がパナソニックに吸収合併されたほか、NEC、ソニー、ルネサスが各1万人など合計12万人の人員削減が予定されているダイヤモンド【第376回】 2012年6月8日 。

2012年8月の消費低迷は、シャープの没落が「明日は我が身」という気持ちを起こさせ消費者心理が萎縮したためであるという見方もある「シャープは皆で救うのが一番いい」日本経済研究センター主任研究員 前田昌孝 日本経済新聞2012/9/5 600(副題:シャープ救済、国内勢はなぜ動かないのか)。

2012年には、海外子会社との取引などを巡り、2011年3月期までの5年間で約54億円の脱税#いわゆる「申告漏れ」「所得隠し」について 申告漏れ(うち15億円以上は意図的な所得隠しとされた)があったと、大阪国税局から指摘されていたことが判明している 朝日新聞 2012年7月26日。

監査はあずさ監査法人。

3月8日、格付投資情報センター(R&I)は、シャープの発行体格付けを上から5番目のA+からA-に2段階引き下げ、さらにネガティブ「ネガティブ」とは、近いうちの格下げを予想しているということです。とした

8月3日、ムーディーズは、格付けを1段階引き下げる。

8月中旬、日本格付研究所(JCR)(A+からA-)と格付投資情報センター(A-からBBB)は2段階、S&Pは1段階格付けを引き下げた。

8月20日、格付投資情報センターは長期格付を「A-」から「BBB」に2段階引き下げた上で、ネガティブとした(短期格付は「a-2」)。

8月31日、S&Pは長期債と会社格付を「BBB」から投機的等級の「BB+」に2段階引き下げ、引き続きネガティブとした。短期格付と国内CP格付はA-2からBに2段階(ノッチ)引き下げた。

9月5日、ムーディーズは短期債格付けをPrime-3から投機的等級のNot-Primeに引き下げたと発表した。

9月6日、フィッチ・レーティングスは、長期格付「BBB-」をネガティブウォッチとしソニー、東芝、パナソニックもBBB-です。、2段階以上の格下げの可能性も排除できないとした。

10月1日、S&Pは11月1日までにネガティブウォッチを解除する予定であるS&P 01-Oct-2012 133200 JST。

10月4日、日本格付研究所は、長期格付を「A-」から「BBB」に2段階引き下げ、さらにネガティブを継続するロイター2012年 10月 4日 1748 JST。

10月15日、格付投資情報センターは15日、発行体格付けを「BBB」から2段階引き下げ、投機的水準の「BB+」にした時事ドットコム2012/10/15-2030。国内格付機関が投機的格付にするのは初めてです。長期格付(MTN)はBBBからBBへ3段階BBB・BBB-・BB+・BB、CPはa-2からa-3へ1段階下げ、3つとも引き続きネガティブ・ウォッチとする格付投資情報センター・ニュースリリース 2012.10.15。

11月2日

フィッチ・レーティングスは長期格付を「BBB-」から6段階下げて「非常に投機的」な水準の「B-」とし、引き続きネガティブとした時事通信 11月2日(金)17時1分配信。

11月2日、格付投資情報センターは、発行体格付を「BB+」から1段階引き下げ「BB」とし、引き続きネガティブとした(長期格付は「BB」から「BB-」へ、CPは「a-3」から「b」へそれぞれ1段階下げた)2012年11月2日20時49分 読売新聞格付投資情報センター2012.11.02。

11月2日、日本格付研究所は「BBB」から1段階下げ「BBB-」とし、引き続きネガティブとする日本格付研究所2012年11月2日。

11月5日、S&Pは、会社格付・長期格付を3段階下げ、「BB+」から「B+」にした。短期・CPは「B」に据え置くが、すべてネガティブ・ウォッチとするS&P 05-Nov-2012 193700 JST 。(11月22日、フィッチは、ソニーを3段階下げ「BB-」、パナソニックを2段階下げ「BB」とした。両方とも投機的で、ネガティブ・ウォッチとする2012年11月22日22時13分 読売新聞。)

3月3日、S&Pは長期格付けを「B+」から「CCC+」へと引き下げた。S&Pの発表文では引き下げの理由として「シャープが主要取引銀行に対して、債務の株式化、既存債務の条件変更、債権放棄など、S&P定義で「SD(選択的債務不履行)」に該当する形の支援を要請する可能性が、以前より高まったとS&Pはみています。」と述べています。また長期格付けを引き続き「クレジット・ウォッチ」に指定しています。

2月、パイオニアがテレビから完全撤退を表明。

4月~2010年3月31日、家電エコポイント(6,930億円)。「4年分のテレビを2年間で売った」(岡本ヤマダ電機副社長)、「エコポイント制度はメーカーの経営判断を狂わせた」『「エコ」への補助金 功罪』読売新聞2012年9月18日17面(特別面)テレビの販売台数は、2006年約900万台、2009年約1,384万台、2010年2,644万台、2011年は2,081万台。日経トレンディ2012年04月23日 連載:麻倉怜士の“家電大国”日本に喝!地上デジタルテレビ国内出荷台数2006年549万台、2007年808万台、2008年905万台、2009年1358万台、2010年2519万台、2011年7月までで1407万台-JEITA「需要先食い エコポイントは失策か(真相深層)」日本経済新聞2012年12月29日。

7月、地上デジタル放送移行完了東日本大震災被災地をのぞく。

3月27日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業との資本業務提携(一株550円で9.9%)株式の10.0%を保有すると、会社不正調査のための検査役選任請求権(会社法294条)と会社解散請求権(同406条2項) が発生する。オリンパス事件を連想する人もいる。、670億円、2013年3月まで。別に660億円を会長個人が堺工場に出資し、7月に払い込み済み)を決定。

4月1日、片山幹雄社長(54)が代表権のない会長に、次期社長に奥田隆司常務執行役員(58)が昇格する。町田勝彦会長(68)は相談役に退く。

4-6月期、サムスンに40インチ液晶パネル100万枚分を赤字販売400億円相当、売却価格は不明。2月から9月に合計600億円の在庫を処分しています。

8月2日、5千人の人員削減、3月期連結決算の下方修正(最終損益予想-300億円から-2,500億円に)を発表。

8月8日、転換社債(CB)の価格が72円になり、年利回りは30%を超えるCapital Tribune2012年8月11日 14時00分銀行の1年定期は0.025%前後。ネット銀行でも0.3%年初来高値は98.90 (12/02/01)で、この日の急落直前までは90円以上を保っていた。 。

8月15日、東証株価終値164円を記録した(1974年以来の38年ぶりの新安値8月15日の株価・2011年630円、2010年857円、2009年1080円、2008年1435円、2007年2015円)。

8月17日、日本経済新聞1面トップ記事「シャープ、主要事業売却。亀山工場分離も検討」株価175円、PBR0.31、貸借倍率1.47、時価総額1943億円。自己資本比率23.9%。

8月中旬、東京都新宿区市ヶ谷ビル(簿価429億円)、東京支社を置く千葉市美浜区の幕張ビル(同156億円)などについて売却すると報道された。

8月中、主力2行は660億円をつなぎ融資、9月に1,000億円を他の機関とともに融資予定sankeibiz2012.9.8 0500。

8月28日、みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行にパイオニアとネオス株を提出し、1,500億円の融資枠を設定する。

8月28日、鴻海の郭台銘会長はNECを訪問し、液晶関連特許の購入を申し出た東洋経済オンライン 9月14日(金)17時34分。

8月末、みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行が計1,500億円の根抵当権を設定した。売却予定の市ヶ谷ビルを除くほぼすべての事業所(工場や営業拠点など。堺工場も)におよぶロイター:2012年 9月 7日 0121 JST 根抵当権者など(「別除権者」)の債権は租税・公課より優先し、次に賃金・退職金が支払われ、(足りない場合は労働福祉事業団による「未払賃金の立替払」で最大290万円)があり、最後に売掛金など破産債権が支払われる。

8月30日、鴻海グループの郭台銘会長は、記者会見と大阪商工会議所への訪問をキャンセルし帰国。8月中の合意が見送られた。シャープは鴻海からの出資がない場合を想定した再建策を作成sankei2012.9.8 0004 。その時、片山会長は渡米し、インテルと提携の協議をしていたSankeiBiz2012.9.22 0500。

9月4日、台湾有力紙『聯合晩報』が郭董事長の独占インタビューを掲載する。そのなかで「鴻海の経営参加は双方が望んでいる。単なる資本投下で済むのなら、すぐに一株550円で買い取る。」と言う『率直に言って、シャープの将来性は厳しい』「財部誠一の現代日本私観」【第16回】ダイヤモンドオンライン 2012年9月26日 。

9月7日、J-CDSは2,080.20bpになる破綻が懸念されるスペインなどを遙かに上回る。9月12日ギリシャ国債CDS5年11,953.75bps、ポルトガル国債CDS5年489.595bps、スペイン国債CDS5年352.67bps、イタリア国債CDS5年 :320.00bps、米国債CDS5年33.50bps。

9月11日、給与・賞与の削減で140億円を捻出すると発表。

9月11日、堺工場運営会社の堺ディスプレイプロダクト(SDP)を分社化。

9月12日、空売り残7,320万株(発行済み株式の6.6%、20年間の最高水準。)ブルームバーグ2012/09/13 0151 JST

9月12日、アップルの新製品iPhone 5向けの液晶を予定より2ヶ月遅れで出荷開始発売第1週のスクリーンなど部品不足による受注残は、実際の売り上げ400万台に対し200万台になるといいます。解消は10月になる見込みです。これはグーグルやマイクロソフトとの激烈な競争にさらされているアップルにとって非常に大きな機会損失です。ブルームバーグ2012/09/25 1030 JST 。理由は亀山第1工場の歩留まり生産品のなかで基準に達し出荷が可能なものの割合。普通は生産の習熟と行程の改良で上昇するが、低すぎると高コストで生産量も確保できない。またロットごとの抜き取り検査ではなく、コストと時間がかかる全数検査が必要になる。もっとも半導体や液晶では大きな基板を切り分け、普通は簡易検査で良品を選別する(初期の半導体では歩留まりが数%ということもありました。)。が悪く、アップルや鴻海の技術者がかけつけ修正して出荷にこぎ着けたためである(ジャパンディスプレイとLGは7月から生産開始)アップルの発注が遅れたとも言われる。他の2社の歩留まりも良くなかった。3月のiPad向けの出荷も遅れた。そのため生産技術力に懸念を持ったアップル側も鴻海による生産を望んでいると言われるが、シャープは難色を示している「iPhone5 液晶で品薄の恐れ シャープ、供給2カ月遅れ 鴻海との提携に影 」日本経済新聞2012年9月14日企業総合面。

9月14日、創業100周年を迎える。記念イベントはなく社長の訓辞のみ。

9月20日、転換社債価格は安値を更新し、62円となりました。利回りは50%を越えた。

9月21日、インテルが300億円超を出資する「方向で協議」と報道された元記事毎日新聞 2012年09月21日 02時30分2012/09/21 1713 JST。

9月22日、中国・南京、メキシコ、マレーシアの液晶テレビ工場を鴻海に売却し、太陽電池の米リカレント社も売却し、人員削減規模を1万人程度とすると報道された2012/09/22 1824 【共同通信】。

9月24日、主要取引銀行に再建計画を提示した。内容は国内外での1.1万人の人員削減(500億円の削減)など2,000億円のコストカット、シャープブランドのスマートホンの鴻海の海外工場生産、携帯電話機事業の富士通との統合などです。この案で3,600億円の融資を受ける見通しである日本海新聞2012年09月26日 0200。(11月20日、富士通常務が「交渉もしていない」と語る大谷信雄執行役員常務「あくまでもシャープ社内の検討事項です。」 SANKEIBIZ 2012.11.21 0500。)

9月27日、主力取引銀行(みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行)は再建計画を承認し、2013年6月期限で3,600億円融資した2012/9/28 055 日本経済新聞 電子版2013年6月30日期限。協調融資(シンジケートローン)契約(1,800億円のタームローンと1,800億円のアンコミット型の融資枠)。すでに根抵当権が設定されている1,500億円の借り換えを含む。残額が根抵当の範囲かどうかは不明(S&P 05-Nov-2012 193700 JST)2012年11月現在、一行2,500億円、合計約5,000億円の融資になっています。東洋経済ONLINE2012年11月30日。当初2行は他行りそな、広島、京都、百五(三重)、山口、南都(奈良)、中国などの地方銀行と生命保険4社との協調融資を考えていたが、11月20日現在実現していない東洋経済ONLINE2012年11月30日。

9月28日、シャープの幹部は欧米の太陽電池製造からの撤退を検討中とした。国内では葛城工場(薄膜型)を縮小し、堺工場(結晶型)に生産を集中するTV東京 2012年9月28日。

10月1日、5インチフルハイビジョン(HD)に対応する世界最高レベルの小型液晶パネルを発表。サムスンの新型ギャラクシーサムスンも開発中だが、発売には間に合わないため日本の2社に発注したといいます。そのため2013年には発注先をシフトするのではという声もある週刊ダイヤモンド inside Enterprise【第744回】 2012年10月9日向けにジャパンディスプレイと共同受注。シャープの生産は月産200万台を見込み、多気第3工場(三重県)(現在はiPhone4S用)のラインを年内に組み替えて生産する。

10月4日、報道によれば、亀山工場の生産を中小型液晶に特化し、52型以下を整理し90インチ通常型と80インチクアトロンだけの生産にする。通常のパネルは外部調達奇美電子(チーメイ・イノラックス)から。NNA2012年10月6日する。第1工場はiPhone 5向け、第2工場はIGZOパネル工場とする予定2012年10月4日 東京新聞朝刊。

10月5日、CDS相場は2,507.81bpとなり、初めて2,500の大台を超えた。転換社債は63.85円となり利回り58%、乖離率813%となる。

10月5日、パイオニアは持ち合いで保有するシャープの株式2007年パイオニアの業績低迷の時に業務・資本提携をした、シャープがパイオニアの株式の9%、パイオニアがシャープの0.9%を保有しています。シャープはパイオニア株を8月末に融資の担保として主力2行に提出しています。1,000万株(簿価60億円)を58億円の評価損とし、前期決算の当初見込み10億円の黒字を48億円の赤字としたブルームバーグ2012/10/05 1651 JST 。みずほ銀行も4,200万株、簿価330億円を減損処理する。

10月6日、インテルとの交渉内容が明らかになる。(1)数百億円規模の転換社債の引き受け(2)IGZOパネルを使用したウルトラブックの開発(3)10月末までの合意「シャープ液晶分社化要求 鴻海 役員受け入れ注文も」読売新聞2012年10月6日1,9面。

10月9日、各種新安値更新。株価終値151円(ザラ場150円)10月11日146円(ザラ場143円)、CB 60.00円・パリティ 5.97・乖離率 905.7%・利回り68.9% 、CDS 2,666.70bp10月10日2,734.49、10月11日2,797.18。ゴールドマンサックス証券が10月6日に、自己資本比率が4%に低下し増資の可能性があるとして毎日新聞 2012年10月09日 18時58分、投資判断を中立から売りにし、目標株価を175円から120円に引き下げ、シティは110円に引き下げ毎日新聞 2012年10月09日 18時58分たのが理由とされるロイター 2012年 10月 9日 1038 JST。11日にはドイツ証券が目標株価を110円から97円に引き下げ2012年10月11日16時53分配信 フィスコ。

10月10日、国内普通社債(SB)残存期間7年弱第23回無担保社債、100億円、平成31年(2019年)3月19日償還、表面利率2.068%で39円オファー─36円ビッドロイター 2012年 10月 10日 1710 JST8月22日、第26回国内普通社債(SB/2019年9月償還、300億円、1.604%)59円オファー─52円ビッド。

10月15日、CDSは3,969.98bp、16日4,546.49、17日4,746.50、18日4,758.46CDS市場参加者はシャープの倒産確率をきわめて高く見積もっているという意味です。

10月18日、CDSは4,758.46bp。市場にはデフォルトの場合の回収率が10%を割り込むとの見方もある。(ロイター2012年 10月 18日 1425 JST)武富士倒産前CDS取引価格推移9月24日:8802.140、23日:8815.040、22日:7502.470、21日:6321.100、20日:5562.600、17日:5626.775、16日:5248.285、15日:4654.800。サーチナ2010/09/27(月) 1559 、CBは43.10円・パリティ 5.85・乖離率 637.1%・終利 140.9%、SBは7年弱で32円オファー─29円ビッド。大和証券は目標株価を100円とし、投資判断を中立から弱気へと変更した。

10月20日、聯想(レノボ)、デル、ヒューレット・パッカードと、ウルトラブック向けのIGZOパネルイグゾー・・・インジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)、酸化物(Oxigen)半導体の表示パネル。世界でシャープだけが量産できる中核技術。消費電力が従来の数分の一といわれ、携帯型端末の電池寿命が画期的に伸びる。鴻海(ホンハイ)はこれを独占したくてシャープと提携したと言われる。量産技術にはまだ課題が残っているとされています。の長期供給契約を結ぶ「方向で調整中」と報道された2012/10/20 2011【共同通信】「方向で調整中」(進捗状況が1%か99%か不明)「明らかになった」(通常はニュースソースを示さずに他社報道を引用するときに使う。他に「分かった」なども使う。米国ではなどという)という表現を使った曖昧な記事。共同通信以前の報道を確認できなかった。ロイターも共同電以外を確認できなかった。ロイター2012年10月22日 0940 JST。生産は亀山第2工場で行う。2012年度上半期の稼働率が40%弱だがNTTドコモ向けスマートフォン(2012年末発売)に搭載するなどして稼働率を上げ、2012年度下半期に50%、2013年度に80%以上にする中国新聞2012年10月21日。また天理工場でもスマートフォン向けのIGZOパネルの生産を開始する予定である2012年10月21日17時43分 共同通信社。この報道を受けて、各相場が上昇した(10月23日、株価160円、CB54.25円、CDS4,664.00bp)。中国で鴻海製造のシャープブランドのスマートフォンを8月末から販売。IGZO搭載製品を下半期販売の3割にする計画である産経ニュース2012.10.23 1740 渉外担当の片山会長が全米行脚した。東洋経済ONLINE2012年11月30日。

10月25日、4-9月期の決算は従来の2,000億円の赤字予想から悪化し4,000億円の赤字になる。在庫評価損・繰り延べ税金資産・リストラ費用など2,000億円が増加した。売上高(1.1兆円)・損益(-1,300億円)は予定通り。亀山第2工場の稼働率は3割程度にとどまる元記事は「シャープ赤字4000億円 従来予想の倍 4~9月最終、在庫評価損膨らむ」 日本経済新聞2012年10月25日朝刊。BCNの調査によれば今春発売のパソコン、デジカメ、レコーダーが半年で50%程度、薄型テレビは34%値下がりしています。「デジタル家電、半年で半額 デジカメやパソコン下落 買い控えで拍車」日本経済新聞2012年10月25日朝刊シャープ製液晶テレビ売れ筋1位 の価格推移グラフ]価格com。3月5日発売、3月12日平均52,436円、10月22日平均35,030円。ノートPC売れ筋1位 の価格推移グラフ]価格com。5月は16万円前後、10月は平均10万円だが最安値はずっと7.7万円前後(薄型テレビ販売は前年同期比で台数、金額とも約55%2012年10月は台数が前年同月比54.9%、金額が同57.7%。平均単価5万円台AV Watch2012年 11月 7日)。

10月26日、HP、インテル、マイクロソフト、グーグル、アップルなどとの資本提携を「目指している」と報道された元記事朝日新聞デジタル2012年10月26日8時6分株価終値166円、CDS4,207.31bp、CB54.50円。

11月1日、第2四半期連結決算と第2四半期累計(上半期)を発表した。その中で「継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在している」としている英語版では日本語にない以下の文を追加しています。(ウォールストリートジャーナル2012/11/5 2018)。期末最終損益予想が約4,500億円の赤字となり2008年1019億円、2009年-1258億円、2010年44億円、2011年194億円、2012年-3761億円、62年ぶりに無配に転落する配当2008年28円、2009年21円、2010年17円、2011年17円、2012年10円。自己資本比率が9.9%となりました。またパナソニックやソニーなど電機業界の赤字額合計が1兆円を超えたパナソニック6,851億円、シャープ3,875億円、ソニー401億円、富士通110億円。

11月2日、CDSは4,149.44bpで前日より+300.55bp(1日は3,848.89bp)5年以内のデフォルト確率は94.9%となる(ブルームバーグ2012年11月5日。また格付3社が格下げし、いずれもネガティブとしています。特にフィッチが「非常に投機的」となる「B-」へと6段階下げている

11月5日、S&Pは3段階下げ「B+」としネガティブとしたS&Pは11月1日付けでネガティブを解除して格付を据え置く予定であったが、大幅赤字とする事前報道を受けて延期し、第2四半期の決算を受け、予想外だったと認め、「S&Pでは(協調融資)契約締結により同社の負債構造が大幅に改善したとは考えていない。」として、見解を変更した。

11月8日、13日に名古屋、福岡、札幌の各取引所への上場を廃止すると報道されるSankeiBiz2012.11.8 0500

11月9日、2,000人のリストラ募集を5日前倒しで締め切る。退職は2,960人対象は本社・国内連結子会社に勤務する40〜59歳の社員、退職日は12月15日、費用280億円。毎日新聞2012年11月10日朝日新聞デジタル 11月20日(火)16時28分配信奈良県内では葛城、天理、大和郡山3工場の4,500人の内、500人が応募する。2012年11月21日15時10分 読売新聞福山、東広島、三原市の3工場4,300人中519人中国新聞11月21日(水)2012年9月のルネサスの早期退職では、募集の1.5倍、全社員約4.3万人の約18%、7511人が応募し、開始の翌日に締め切る。週刊ダイヤモンドinside Enterprise【第742回】2012年10月5日 。

11月9日、幹部が記者団に、「鴻海との提携は3月に結び直せばよい」と語る『鴻海との資本提携「来年3月、契約結び直しも」 シャープ幹部 株価回復に遅れ』日本経済新聞2012年11月10日朝刊12面。

11月13日、インテルが300-400億円、クアルコムが100億円程度出資すると共同通信が報じ、14日に各紙が後を追い、株価が上昇する共同通信2012/11/13 2138ロイターも英語で全世界へ発信Reuters Tue Nov 13, 2012 1024pm EST 。16日、株価など上昇衆議院解散日。株価179円、CDS3,771.33bp、社債60.50円最終利回り76.13%、米ドル81.05、ユーロ103.16、人民元13.00。

11月22日、鴻海に対し法的権利が生じる10%以上の出資株式の10.0%を保有すると、会社不正調査のための検査役選任請求権(会社法294条)と会社解散請求権(同406条2項) が発生する。オリンパス事件を連想する人もいる。を可能とする譲歩をすることを明らかにしたウォール・ストリート・ジャーナル日本版2012年11月23日 1439 JST 。

11月28日、消費者庁はシャープに対し、掃除機に搭載するプラズマクラスターがアレルギー原因物質を分解すると表示していたが、実際の効果はないとして、再発防止命令景品表示法に違反する行為(同法第4条第1項第1号<優良誤認表示>)としてを出したNHKNEWSWEB 2012年11月28日 5時27分「プラズマクラスター掃除機の売り上げは2010年4月からの1年9カ月に約230億円。」スポニチ 2012年11月28日 2042掃除機のプラズマクラスターはレベル7000で、スタンダードクラスの加湿空気清浄機と同レベルですが、シャープは「プラズマクラスターの性能は立証されていて、問題は掃除機のみである」としています。シャープNewsRelease 2012年11月28日「4月の消費者庁からの指摘で、10月末までに表示を削除」毎日新聞 2012年11月29日 東京朝刊。

11月30日、海外テレビ工場3カ所(メキシコ、中国・南京市、マレーシア)を鴻海に550億円で売却することに大筋合意したと報道SankeiBiz2012.12.1 0500。

12月4日、クアルコムとの提携と、12月27日に49億円を第三者割当増資1.2億ドル、164円で3012万株、2.63%することを発表。さらに2013年3月期の黒字化などを条件として、49億円の追加出資をする。子会社のPixtronixの持つMEMSディスプレイ技術とIGZO技術との統合を目指すシャープ投資家情報・IRトピックス2012年12月4日。

1月14日、アップル インコーポレイテッド アップルのスマートフォンの販売不振に伴い、iPhone 5向け亀山第1工場の生産量を、2012年10-12月のフル稼働から2013年1-3月期は半減すると報道されるスマホの2012年オペレーティングシステム OS別シェアは、グーグルのアンドロイドが64%、アップルiOSが19%、ブラックベリーが5%、ウィンドウズが3%。iPhone 5の主要部品の4割を、東芝・ソニー・TDK・村田製作所・ジャパンディスプレイなど日本企業が供給しています。2013年1月14日201 日本経済新聞 電子版・朝刊1面と9面。

5月14日、マキタとの業務提携に関する基本合意締結。

''下記に製品カテゴリー別に記述する''

ということで、家電少女と弊社垢のコラボイベントがはじまります。シャープ製品キャラは日替わりで登場。期間は1か月ありますので、あせらずゲットを目指してくださいね。

【速報 JUST IN 】シャープ 2000億円超える最終赤字

【夏モデル】ドコモが『ガラホ』2機種発表 富士通 F-05Gとシャープ SH-06G OSを搭載しつつ、キー操作などはフィーチャーフォンの仕様を引き継ぐ。

【急募】クルトガの芯の回転を止める方法     ※回転を止めるだけでシャープペンとしては使いたい

シャープ最終赤字2223億円 国内3500人削減、本社売却など経営再建計画を発表 詳しくは↓

株式 - 終わりの始まり?シャープ2223億円の大幅赤字で3500人の希望退職を募集へ : 【2ch】円アンテナ[経済 投資 株式 FX為替 仕事 就職 資格マネーニュース]

シャープ、最終赤字2223億円--本社売却含む再建策を発表 人気&セール→

陣内智則, パクスジン, シャープ, 北川景子, 天気, 地震, ドコモ, 大山のぶ代, JR, Docomo, ...

SHARPさんには頑張って欲しいなぁ。並列配置のタブルデッキが搭載されたラジカセが発売された時は子供心に画期的だと興奮して親にねだって以来好きなメーカーさんのひとつ。「目の付けどころがシャープでしょ」ってキャッチコピーもらしくて好きだった。

シャープ・・・終わったか。過去の栄光にしがみ付き、経営体質を環境の変化に即応させる事が出来なく、巨額の損失を出し、それを従業員に押し付けるなら、完全なオワコンだ。

シャープは昔みたいにニッチで「シャープ」な製品を出すところにフォーカスして、規模の利益が必要な事業は売却するのが良いと思います。コモディティ化した事業は資金力勝負なので、シャープ向きではないかと。例えば、中小型ディスプレーはもう一段階の業界再編が必要。

【大型家電】: シャープ 【AY-D22DX-W】 ルームエアコン 2014年型 プラズマクラスター25000 DXシリーズ [おもに6畳用] (8)

シャープ 2000億円超える最終赤字NHKニュース []. いいね! ツイート; はてなブックマークに追加.

<br> 【シャープが資本金を1億円に減らし中小企業に格下げ・・・】 普通の シャープ 2223億円の最終赤字で再建策 <br> <br>

シャープ 2000億円超える最終赤字 NHKニュース 単体のことし3月期の決算は、会社設立以来初めて負債額が資産額を上回る債務超過に陥りました。

ニュース: シャープ 2000億円超える最終赤字 「シャープ」のことし3月期のグループ全体の決算は、主力の液晶事業の採算悪化などで、最終的な損益が2223 URL,

創業が大正で、はじめのヒット商品がシャープペンシルだったのは初めて知った。

いまNHKでシャープの業績悪化をやってました*1が、 液晶というと、 *1: コメントを トラックバック -

15時13分 | シャープ,; ことし3月期,; 決算,; シャープ単体,; シャープ2000億円超える最終赤字,

「シャープ」のことし3月期のグループ全体の決算は、主力の液晶事業の採算悪化などで、最終的な損益が2223億円の赤字となりました。

【シャープ株主総会】針のむしろ140分…「倒産危機なぜ役員に報酬」「液晶失敗素人でも分かる」 (1/3ページ) 経営再建中のシャープは25日、大阪市北区の大阪府立国際会議場で定時株主総会を開いた。主力の液晶パネル、テレビ事業の不振が響き、2期連続の巨額赤字を計上。台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本提携も事実上白紙となったことで、株主からは厳しい質問が相次いだ。

シャープ株主総会、針のむしろ140分…「倒産危機なぜ役員に報酬」 (産経新聞) シャープの株主総会会場入り口には報道陣も駆けつけた=25日午前、大阪市北区(安元雄太撮影)(写真:産経新聞) ■「倒産危機なぜ役員に報酬」「液晶失敗素人でも分かる」 経営再建中のシャープは25日、大阪市北区の大阪府立国際会議場で定時株主総会を開いた。主力の液晶パネル、テレビ事業の不振が響き、2期連続の巨額赤字を計上。

シャープ 倒産へのカウントダウンが始まる 1 : ボルネオヤマネコ(埼玉県) 2013/05/04(土) 19:46:10.40 id:ctWReom+P BE:7176689699-PLT(12000) ポイント特典 シャープ、経営破綻へのカウントダウン!? 主力2行が追加融資&役員級派遣か 経営不振が続き“崖っぷち”とも報じられているソニー、シャープ、パナソニックの大手家電3社。

シャープ、韓国サムスンと関わったせいで倒産危機に!!最終赤字が5000億円に拡大、内部留保の大半を食い潰す!日本人がシャープ製を避け法則発動は免れず!! 2ch「これはダメかも分 posted by 1 :やるっきゃ騎士φ ★ [sage] :2013/05/01(水) 10:11:00.10 ID:??? シャープ赤字、5000億円に拡大か 2013.5.1 09:05 経営再建中のシャープの平成25年3月期の連結最終赤字が、従来予想の4500億円から拡大する見通しとなったことが30日分かった。関係者によると、過去最大を更新して5千億円規模になる可能性がある。

シャープ傘下企業は大崩壊か 3月に企業倒産ラッシュで6万社が危機!?(1/2) (「Thinkstock」より) 毎日の仕事に忙殺されて雑誌を読む間もないビジネスマン必読! 2大週刊経済誌「週刊東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」を比べ読み。小難しい特集を裏読みしつつツッコミを入れ、最新の経済動向をピックアップする。 「週刊ダイヤモンド 1/26号」の特集は『倒産 危険度ランキング』。安倍政権が矢継ぎ早にアベノミクスとして、景気浮揚策を打ち出している。

倒産しそうなシャープ株、空売りせずにはいられない!→ 2012年12月18日14:33 カテゴリ株式、為替、投資 倒産しそうなシャープ株、空売りせずにはいられない!→ 猛烈な上げによって、シャープ<6753.T>の株価と短・中期線とのカイ離率が驚異的な水準に達している。

サイプロ ~とあるサイトプロデューサーのブログ~ (photo credit: lanier67 via photo pin cc) シャープが13年3月期の連結最終赤字予想が2,500億円と発表。なんかヤバそうなのは分かるんだけど、どれくらいヤバいのかよく分からなかったので調べたみた。

【速報】シャープ大復活くるか アップル、マイクロソフト、グーグルと業務提携、出資も視野に 交渉成立なら倒産免れる? posted by 【電機/経営】シャープ、米Apple(アップル)など3社と提携交渉 [10/29] 1 :ライトスタッフ◎φ ★:2012/10/29(月) 21:47:09.63 ID:??? 経営再建中のシャープが、新たに米IT大手のアップルなど3社と業務提携交渉に入ったことが判明。

◆ シャープは倒産するか?(大儲けする方法) シャープはすぐに倒産するか? という質問には、「たぶんノー」と答える。このことから、大儲けする方法がある。  ──    シャープはすぐに倒産するか?   本日のニュースを見ると、倒産しそうに見える。   → シャープ、過去最悪の赤字…4000億円規模に  シャープの2012年9月中間連結決算の税引き後利益の赤字額が、8月時点の予想の約2倍の4000億円規模に膨らむ見通しとなった。

シャープの社債「20回CB」が3日連続ストップ安で最終利回り141.472%に、倒産しなければ株も社債も投機的お得感満載 ktkr!!www RT シャープ(6753)の第20回CBの終利が計算上で115.281%と。償還日(13/09/30)まで倒産しなければ、資産倍増やでぇ! ow.ly/exkNi— 南雲さん ( 10月 17, 2012 それにしてもシャープさんはどうなっちゃうんだろうか。

シャープ倒産寸前か!? 含み損が酷くて死にそうです。

◆ シャープを倒産させよ シャープが倒産しそうだ。シャープを救うにはどうすればいいか? 逆説的だが、倒産を防ぐには、倒産させるといい。  ──    「倒産させないために倒産させる」  というのは、逆説的だが、ここでは真理である。その意味はこうだ。

創業100周年で経営危機、倒産危険度指数が上昇中 シャープは大丈夫なのか 万が一のとき、日本経済はどうなる?  世界を代表するテレビメーカーが、危機に瀕している。工場や首都圏の営業拠点を売却するリストラ策に走っているが、新しい「稼ぎ頭」はまだ見つからない。残された時間は、多くない。 ハゲタカが狙っている 莫大な資金を元手にコンマ秒単位のトレードを繰り広げ、億単位の儲けを一瞬のうちに稼ぎ出す巨大外資。彼らが日本の電機メーカー・シャープに密かに「売り」を仕掛けている。

長期的にはともかく短期的には「買い」もあり!?シャープ(6753)の株価は倒産リスクを織り込み済み|原宿投資研究所|ザイ・オンライン 「亀山ブランド」を誇り栄華を極めていたのは今や昔。シャープ(6753)の凋落ぶりは目を覆うものがある。新興国ライバル企業との熾烈な価格競争の末、液晶事業の収益は急激に悪化。同事業に集中投資したツケが一気に回り、大規模リストラを迫られている。わずか1年半前は1000円に届こうとしていた株価は、いまやその5分の1程度にまで下落。ただ、今を底値と見れば買いのチャンスとも思える。

シャープのアクオスの32型について私は現在32型のテレビの購入を考えております。そこで価格.comやいくつかのサイトを参考にどれを購入しようか検討しております。そこ...       LC-32DE5---LC-32E7 発売時期  2009年 2月  2010年 4月 HDMI端子    3       2 年間消費電力 73 kWh     78 kWh ハッキリ言って、低価格の新機種とその型落ちですから、性能的には 大差ないですが、端子や消費電力で古い32DE5のが上ですね 倍速も搭載されていませんし、もう少し上の機種の方がいいと思いますよ REGZA 32RX1 フルハイビジョン 倍速モーションクリア 外付けHDD録画 VIERA TH-L32G2 Wスピード